石川にはさまざまな企業が存在します。「石川にはこんなに面白いことをしている企業があるんだ」という思いを伝えたく、常に進化(挑戦)している石川県の企業をご紹介します。

金沢を含む北陸地方には「弁当忘れても傘忘れるな」という格言があります。1年の半分以上が雨という金沢の天気。独自に発展した和傘の文化があります。全ての工程を一人で行うため、1つの和傘を作るには1ヶ月半〜2ヶ月ほどかかります。

雨や雪に耐えるため、江戸や京の和傘よりも厚い紙で作られており、重厚な和傘になっています。さらに、悪天候でも明るくなるような鮮やかな彩りが特徴です。

現在は金沢和傘を作っているお店は「松田和傘店」のみとなりました。

昔と比べて使い捨てのビニール傘の利用は減ったと思います。ただ、まだまだ一過性でリーズナブルな傘が多く販売されている現代ですが、

松田和傘店の金沢和傘は半世紀使用できるとのことです。本当に50年ほど前にお求めになられたお客からリペアの依頼も入ったそうです。

50年という月日には制作者が変わっているかもしれませんが、ずっと受け継がれてほしい文化ですね。そして和傘を持って歩くことがもっとシンプルになったら良いなと感じました。

松田和傘店
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