石川県が舞台の映画をご紹介
石川県が舞台となっている映画をご紹介します！青春からホラーまで幅広く映画が撮影されています。
武士の家計簿
加賀藩の下級藩士であり、そろばん片手に御算用者を勤めた猪山家の二世代にわたる生涯を描いた話です。そろばん……今の10代は見たことがない人もいるのではないのでしょうか。主人公がそろばんをはじく音が、ノスタルジックな気分にさせられます。
監督は『黒い家』と同じく森田芳光監督。主演は堺雅人で、仲間由紀恵、中村雅俊、西村雅彦など実力派俳優が脇をかためました。
ロケ地は金沢城公園などの観光地が多く使われていますが、その一方で、観光地だけでなく、浅野川で加賀友禅を染めているシーンなど、昔の金沢の暮らしが垣間見える描写もあります。
興味があれば、武士シリーズの続編『武士の献立』もぜひ。こちらも刀をもたない武士の生涯を味わえます。
リトル・マエストラ
舞台は石川県にある小さな港町、福浦。解散の危機に瀕したアマチュアオーケストラを再生させるために、有村架純扮する天才指揮者と勘違いされた女子高生が奮闘する青春映画。映画のシンボルとなっているのは、日本最古の木造灯台、旧福浦灯台です。
敷居の高いイメージをもたれがちなオーケストラやクラシックも、本作ではとても身近に感じることができます。
オーケストラのメンバーは、高校生や地元の漁師たち。年齢も境遇も関係なく集まった人たちが一つになる……そんな田舎ならではの光景に、とても心動かされます。
カノン
「リトル・マエストラ」と同じ雑賀俊郎監督の「カノン」です。「リトル・マエストラ」の続編ではありませんが、金沢と富山、東京が舞台の映画です。
富山県黒部市に住む小学校教師の次女・岸本藍(比嘉愛未)、東京で夫と二人の子どもと暮らす専業主婦の長女・宮沢紫(ミムラ)、金沢で老舗料亭の若女将業に勤しむ三女・岸本茜(佐々木希)の三姉妹が祖母の葬儀で、驚きの事実を知り展開していく素敵な物語です。
金沢シャッターガール
金沢在住の現役高校生を中心としたキャストで、オール石川県ロケを敢行しました。
金沢に暮らす写真が好きな高校1年生の夏目花菜。中学時代を懐かしんで前に歩き出せずにいたが、高校最初の夏休み、花菜はもう一度思い出を作ろうと親友4人との海でのキャンプを計画する。監督は、オムニバス形式で映画化された「東京シャッターガール」の一編でもメガホンをとった寺内康太郎。
DVDなどのメディア化はまだされておりません。待ち遠しい声がたくさん挙がっている名作です。
蜜のあわれ
「蜜のあわれ（みつのあわれ）」は、室生犀星が1959年に刊行した幻想小説。石井岳龍監督、二階堂ふみ主演により映画化され、2016年に公開。
室生自身を投影しているともいわれている老作家と、変幻自在の金魚の姿を持つ少女・赤子との無邪気でエロティックな触れ合いを描いた幻想的な文学ドラマ。
美しくて小悪魔的な少女・赤子を二階堂ふみ、そして赤子と共に暮らす老作家役には大杉漣、老作家の過去の女で怪しげな幽霊に真木よう子、そして同時代に活躍し親交も深かった作家・芥川龍之介役には高良健吾、唯一赤子の秘密を知る金魚売りに永瀬正敏と、豪華キャストが登場。
さいはてにて～やさしい香りと待ちながら～
故郷である奥能登に帰り、焙煎珈琲店を開いた「岬」と、この地に住むシングルマザーの「絵里子」の支え合って生きていくふたりの女性と、その子どもたちの日常を通じていくヒューマンドラマです。演技派女優の「永作博美」と、初のシングルマザー役に挑戦する「佐々木希」の2人の掛け合いは見どころです。
また奥能登という石川県の最北端を自然豊かな景色も癒されます。
武士の献立
「武士の献立（ぶしのこんだて）」は、2013年に公開された日本映画。「武士の家計簿」に続き、江戸時代の加賀藩に仕えた武士をユニークな切り口で描いた時代劇です。
上戸彩が主演の実在の包丁侍、舟木伝内と安信親子とその家族を描いたヒューマンドラマです。
RE:BORN
2017年公開の日本映画。
石川県加賀市のコンビニで店員をしながらサチという少女と、仲睦まじく暮らしている敏朗。
彼はかつて最強の特殊傭兵舞台に属していた。そして周りで不可解な殺人事件が起こり、いつの間にか巻き込まれていく。
迫力ある戦闘シーンがオススメです。
私たちの時代
2010年にTV放送され高い評価を得たドキュメンタリーを2011年に劇場公開。
奥能登の門前町に1校だけある県立高校、石川県立門前高等学校。
撮影中の2007年3月25日「能登半島地震」がこの小さな町を直撃した。
門前高校「女子ソフトボール部」の若者たち。
被災してからわずか2週間後、まだ傷跡が深く残るグラウンドに、彼女たちは立った。
悲嘆にくれる町に突然響き渡った女子高生たちの明るい掛け声。
そこには「明日への希望」が映し出されていた。