松田和傘店は石川県金沢市にある和傘点です。「金沢和傘」を作り続けているのは、1896年 (明治29年) 創業の松田和傘店のみ。最盛期には118軒もの和傘屋があったそうです。

金沢和傘の特徴は、色鮮やかなデザインもありますが、丈夫です。金沢には「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があります。それだけ降水量が多い地域のため、雪などの重い水分に耐えれるように一つ一つ、手作業でしっかりと作られています。

お店には様々な金沢和傘が置いてありました。中には笹の葉や木の葉を入れた美しい傘もありました。

基本オーダー制となっており、特別な人にのみ作っているとのことです。その中で在庫があれば、お店で販売しています。お値段は6万-10万ほどの美しい和傘から、1万-3万ほどのシンプルな和傘が置いてあります。

1千円ほどの、ちょっとしたお土産用の小さい和傘も置いてあります。

また面白い話が、松田和傘店三代目の松田さん曰く、金沢和傘は半世紀持つとの話を先代から聞いていたそうです。それがちょうど半世紀経った時らへんにメンテナンスの依頼が入ったそうで。このように時代は語り継がれていくのだなと思いました。


松田和傘店
〒921-8023 石川県金沢市千日町7−2
https://www.facebook.com/kanazawawagasamatsudawagasaten/