※数値は文献を元に集計しているため、実際とは差異がある可能性があります。
1950年(映画館数:13)
1913年(大正2年)に「菊水倶楽部」という常設映画館が金沢市に初めて開館しました。その他に尾張町に「第二菊水倶楽部」、香林坊に「スメル館」、下尾張町に「大手館」、白菊町に「キンシ館」が開館しました。
1960年(映画館数:24)
「金沢小劇場」、「ロキシー劇場」、「金沢東映劇場」など多くの映画館が開館しました。香林坊を中心に映画館が集中され、香林坊に娯楽外が形成されていきました。
1970年(映画館数:17)
「ロマン菊水」、「大和劇場」が閉館。また初期に開館された劇場が閉館していき、1960年代よりも若干少なくなりましたが、香林坊のシネマストリートを中心に映画は栄えていました。
1980年(映画館数:15)
「金沢小劇場」、「スカラ座」、「パリー菊水」など多くの映画館が閉館。ただ「109シネマ」や「金沢松竹座」「金沢シネマ」など新しい映画館が登場しました。
1990年(映画館数:18)
90年代後半に金沢市に「ルネス9シネマ」が登場しました。金沢市初のシネコンです。その他にも石川県内にはいくつもシネコンが開館されました。その影響を受けて80年代よりも映画館の数が増えましたが、古参の「金沢劇場」を筆頭に映画館は閉館を決めていきました。
2000年(映画館数:11)
「イオンシネマ金沢フォーラス」や「金沢コロナシネマワールド」など大型のシネコンが登場しました。2000年代前半には街中の映画館はなくなり、香林坊付近では1998年に開館したミニシアターの「シネモンド」のみとなりました。
2010年(映画館数:6)
2000年代初期の激しい入れ替わりが落ち着いた状態となりました。石川県内では「イオンシネマ小松」が開館。2020年に「金沢駅前シネマ」が閉館したことにより、ミニシアターをのぞき、県内から単館の映画館はなくなりました。
参考サイト:https://hekikaicinema.memo.wiki/d/%C0%D0%C0%EE%B8%A9%A4%CE%B1%C7%B2%E8%B4%DB